ディラエモンの歪んだ帰還

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夏休みの課題で、僕は「未来の乗り物」というテーマで自由研究をすることになった。 どうせなら、ただの模型じゃなくて、実際に動くものを作りたい。 おじいちゃんが昔、ガレージで何か作ってたのを思い出した。 部品は倉庫の奥にしまってあるはずだ。 親に内緒で倉庫を開けると、埃まみれになった巨大な箱があった。 箱を開けると、そこには何かの設計図と、見たこともない機械部品がぎっしり詰まっていた。 設計図には「恐竜ロボット・ディラエモン」と書かれている。 どうやら、おじいちゃんは昔、SF映画に出てくるような、タイムトラベルできる恐竜ロボットを作ろうとしていたらしい。 宝の山だ!
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怖さを変えて作り直す

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