高圧的デパートの「レガシー」

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僕が「高圧的スカトロデパート」の地下食品売り場にいたのは、ただの通りすがりだった。 あのデパートは、内装がやたらと豪華で、薄暗く、やけに床が滑らかで、妙に空気が冷たい。 いつも、どこか人が生きている気配が薄い場所だ。 僕は妻の頼みで、珍しい発酵食品を探しに来ていた。 地下食品売り場、特に奥まった燻製肉のコーナーは、他のフロアよりもさらに空調が効きすぎていて、皮膚が粟立つほどだ。 そこで、奇妙な光景に出くわした。
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怖さを変えて作り直す

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