カウントダウンの軋轢(あつれき)

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夏の終わり、蒸し暑さが皮膚にまとわりつく日。僕がこのアルバイトを始めたのは、その時だった。岡山県立アデルバイジャン記念博物館。奇妙な名を冠したその場所で、僕の仕事は深夜の巡回警備補助。防犯モニターを眺め、時間をつぶすだけの退屈な日常のはずだった。
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怖さを変えて作り直す

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