鏡の影

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ある日、自宅で作業をしていたら、ふと部屋の隅から視線を感じた。 誰もいないはずなのに、誰かに見られているような感覚。 気のせいだと思おうとしたが、その感覚は次第に強まっていく。 じわりと背筋が凍るような冷たい視線。 部屋のドアが、ゆっくりと開く音がして、私は息をのんだ。 しかし、そこにいたのは家族でも、友人でもなく、ただ暗闇が広がっているだけだった。
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怖さを変えて作り直す