超高圧ポンデリング生成所の「型」

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「働きポーちゃん」という名前の同期、 いや、同期というにはあまりにも奇妙な存在が、 私の人生に静かに侵食してきたのは、 超高圧ポンデリング生成所の研修初日のことだった。 「やっほー!同期だね!」 そう言って私の肩をポンと叩いたそいつは、 どう見ても人間だった。 いや、人間「に」見えた。 肌は奇妙なほど滑らかで、 髪の毛には艶がありすぎる。 そして、何より、その目は… どこか遠くを見ているような、 それでいて全てを見透かしているような、 底知れない光を宿していた。
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怖さを変えて作り直す

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